夢とは
「レム睡眠・ノンレム睡眠とは」で触れたとおり、夢はレム睡眠中に起こることがよくあります。
では、どのように夢が形成されるのでしょうか?
まず、脳の脳幹と呼ばれるところから、脳波が生じます。
その脳波によって画像が形成され、これが夢の原型となります。
夢は物語のように続いているもので、画像とは言いがたいのですが、一枚の画像が次々に連鎖反応で
違う画像を作り出し、その繋がりで一つの夢を形成しているのです。
こういったことは、言うまでもなく、大脳が眠っているノンレム睡眠状態では起こりにくくなります。
さて、その夢の内容は、基本的な考え方としては、その人の心理状態が反映されるものが出てきやすいと
思われます。
気分的に落ち込み、精神状態が良くない時には、悪夢を見やすいといいますし、心の中にわざと
押し込んだ出来事が夢の中で蘇ったりすることもあります。
また、特定の人が夢に出てきやすいという現象は、その特定の人のことを集中的に考える機会があれば、
起きやすくなるでしょう。
いつ、どんな夢を見るのかをもっと深く追求するには、精神分析学者、フロイト氏の夢分析学を
もっと勉強したほうがいいでしょう。
夢日記を毎日つけて、その内容を分析することで、夢の内容がどのように形成されるか、
わかるようになります。
しかし、差し当たり、夢はその人の心の中にある何かを反映している、という点に留めておけば
いいと思います。