眠らないとどうなるか
私たち人間が眠らないとどうなるのか、考えたことがありますか?
意外にないのではないかと思います。
経験上、睡眠不足が健康状態を損ねる、とわかっているに過ぎません。
まず、人が断眠を強いられると、思考能力が低下し、気が弱くなります。
睡眠不足の時には、重大な決断を下すのは無理だと考えたほうがいいでしょう。
更に断眠状態が続き、3~4日と過ごしているうちに、人は幻覚や妄想に襲われるようになります。
つまり、正気ではない状態です。
しかしその幻覚症状も、眠ることによって、何事もなかったかのようになくなります。
だったら、寝なくても生きていけるではないか、と考えそうになりますが、それは間違いです。
それは、睡眠不足がもたらす様々な体への影響を考慮すれば、はっきりわかります。
睡眠不足状態で、人は思考能力を失います。
体は十分に休まっていないので、体力不足状態、或いは免疫力低下状態を招きます。
睡眠不足がいかに不健康かを考えるべきです。
思考能力が失われれば、うつ状態を招くことにもなりますし、眠れないと気持ちが病んで、
自殺衝動にも繋がります。
また、体力と免疫力が低下すれば、様々な病気にかかりやすくなり、それが死を招きます。
断眠で人が死んだケースはないものの、断眠は十分に人に死をもたらす原因になり得るのです。