レム睡眠・ノンレム睡眠とは
私たちは、レム睡眠とノンレム睡眠を交互に取ることで、睡眠の一定のバランスを保っています。
レム睡眠とは、体の休息時間に当たります。
そして、体は休息しているものの、脳は活動状態にあるため、この期間には夢を見やすくなります。
一方、ノンレム睡眠は、脳の休息時間と考えられます。
脳が休んでいるため、夢を見ることは殆どありません。
まさに「無意識」状態です。
そして、ノンレム睡眠中には、体内で様々な活動が行われています。
ノンレム睡眠は、体内の免疫力強化やホルモン代謝などに欠かせない時間でもあるのです。
ノンレム睡眠中には、細胞の代謝を高めりたり、成長ホルモンの分泌が促進されたりします。
成長ホルモンの分泌により、疲労回復効果も得られ、体の疲れはリセットされます。
女性にとって、美容にはノンレム睡眠が欠かせないとも言われているのです。
また、成長ホルモン分泌がノンレム睡眠中に起こるので、「寝る子は育つ」という言葉が
できたのではないかといわれています。
しかし、脳は寝ているので、ここから一気に覚醒することはできません。
人の睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に来るようになっていますが、ノンレム睡眠は主に
睡眠時間の前半に集中し、後半はレム睡眠が多くなります。
ノンレム睡眠で疲れをしっかり取り、レム睡眠で覚醒の準備をすることにより、私たちはすっきり
起き上がれるのです。