長時間・短時間睡眠

睡眠時間は、遺伝によって決まっているとも言われています。

ですから、長時間睡眠型の人が平均的睡眠時間を維持しても眠気は全く取れませんし、平均睡眠時間を
取ろうとしても取れない人は、睡眠障害ではなく、短時間睡眠型であるだけかもしれません。

まず、「グラフ-1」をご覧ください。

短時間・長時間睡眠の質と時間

これは、短時間睡眠型・長時間睡眠型の眠りの種類とそれに要する平均的な時間を表しています。

これを見ると、レム睡眠・覚醒・浅いノンレム睡眠に関しては、長時間睡眠の人は、短時間睡眠型の
2倍前後の時間を取っていることになります。

しかし、深いノンレム睡眠を見てみると、これだけ何故か、短時間睡眠の人のほうが、長時間睡眠より
若干多めの時間を取っていることがわかります。

つまり、短時間型の睡眠は、「短くて、深い」といえるのです。

一方、長時間睡眠型では、全体の比率の中での「深いノンレム睡眠」の比率が低くなっています。

しかし、だからといって、これで足りていないかというと、決してそうではありません。

短時間型と長時間型では、睡眠の種類によって、その比率が違っていますが、どちらもきちんと
寝ていると考えていいでしょう。

しかし、一見すると、「短時間睡眠のほうが効率的」と思えるかもしれませんが、人それぞれの
体質や遺伝的なもので睡眠時間が決まるので、長時間型の人に必ずしも短時間睡眠をお勧めする
ようなことはありません。

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