環境の問題

環境の変化は、不眠に繋がる大きな原因の一つです。

環境の変化といっても、その中には様々なシチュエーションが含まれます。

転勤を含む引越し、旅行での宿泊施設滞在、海外へ行くなど、これら全てが、環境の変化の中に入ります。

例えば、引越しと旅行を比べても、その環境の変化の内容は、寝る場所の風景が変わる、という点では
共通しています。

そしてそこに、どんなに心地いい寝具があっても、「枕が変わると眠れない」という風に、
慣れない環境だと眠りにつきにくいのです。

つまり、今までの日常での眠りにはあり得ない光景が広がっていると、それだけで感覚が敏感になり、
その神経の高まりが睡眠を阻害するのです。

その状況に慣れるまでは、どうしても体のリズムが狂ってしまい、それが睡眠に悪影響を及ぼします。

旅行で海外に行くと、そこに時差ボケが加わるので、余計に不眠の原因が多くなります。

もっとも、寝る所が変わって眠れなくなる可能性が大きいものの、それは一時的なものです。

その場所にいることに慣れ、そこで寝ることが当たり前になったら、「このベッドは自分の寝るところだ」
という安心感が生まれるはずです。

そうなったら、通常不眠症は解消されます。

それでもなかなか寝付けない、環境の変化に慣れず、ストレスが蓄積されるばかりであったら、
医師に相談してみてください。

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