ネットやゲーム依存
ネットやオンラインゲームへの依存は、度々言われている深刻な社会問題でもありますが、それが睡眠を
大きく阻害していることもまた否めません。
ネットサーフィン、深夜までのテレビ視聴、そしてポータブルゲーム、これらに共通して言えることの
一つは、画面を見続けるということであり、画面から出る光に脳が影響を受ける、ということです。
画面からの光は、メラトニン分泌を阻害します。
これは、明るくして寝るのと同じことです。
ですから、周りを暗くしてパソコンやテレビの画面を見ているのと、部屋の明かりをつけているのとは、
ほぼ同じことで、当然眠りには結びつきません。
また、深夜のテレビやゲームは、脳の興奮を高めてしまうので、それが鎮静化するまで寝ることは
できなくなります。
深夜までテレビやゲームに熱中して、更に入眠障害が出ることにより、生活のリズムが著しく乱されます。
そして、携帯メールのやり取りをするという人もいますが、メールを書く時には、必ず頭を使って
文章を考えます。
これは、働いているのと同じことです。
脳が働けば、眠りの体制には入れません。
結局、画面のあるものに向かうということは、それだけで様々な不眠症への影響を生み出すのです。
ですから、寝る直前に全ての電源を落とすのではなく、電源を落としてから眠りに入るまでの時間を
考慮に入れて、ネットやゲームを楽しむのが好ましいでしょう。