ストレスによるもの
不眠症の一番の原因になっているともいえるのが、ストレスです。
ストレスにも様々な種類があり、仕事でのストレス、家庭でのストレス、友人・恋愛関係のストレスなど、
実に多くのことが、ストレスになり得るということがわかります。
人は誰もが少しのストレスなら感じることでありますが、それなりに対処していくことが可能です。
それは、コルチゾールというストレスに対抗するためのホルモンが分泌されるからです。
一般にコルチゾールは、朝起きて1時間程度でその分泌量がピークを迎えます。
そこでストレスがリセットされ、新しい一日を始めることができるのです。
最近の研究で、不眠症の患者のコルチゾール分泌量が、不眠症ではない人よりも多いということが
わかりました。
ストレスによって眠れない人の場合、ストレスに対抗すべくホルモンも必死に分泌して、ストレスに
打ち勝とうとしているわけです。
しかし同時に、ストレスは、体内にある抵抗力を低下させるので、コルチゾールの効果は期待できなく
なります。
こうして、ストレスの重度が体内のストレス対抗機能以上に達したときに、不眠症を引き起こすのです。
このタイプの不眠症で一番の不眠解決策は、言うまでもなく、ストレスを取り除くことです。
仕事とも人間関係とも適度に距離を置き、自分ひとりでリラックスする時間を持つことが必要と思われます。