いびき

家族の中に大きないびきをかく人がいるため眠れない、という方もいると思います。

いびきの音は、そのように人の睡眠を阻害することもあるのですが、いびきをかくという傾向
そのものもまた、健全な状態ではありません。

いびきは、重大な睡眠障害にも関わっている可能性があるのです。

そもそもいびきは、上気道(鼻から鼻腔、咽頭などの道)が狭くなり、上気道の膜が呼吸によって
震動が起きて生じるものです。

そして、上気道が狭くなる原因は幾つか挙げられます。

・肥満気味で、上気道が圧迫されているケース
・扁桃腺などが炎症を起こし、腫れているケース
・アレルギーなどで鼻炎を起こし、空気の流れが悪くなっているケース

などです。

つまり、空気の通り道が狭くなる原因になり得るものは、必然的に、いびきの原因にもなる、
ということです。

いびきがある人が気をつけなくてはならないのは、「睡眠時無呼吸症候群」です。

詳しくは後ほど触れますが、睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が停止している
状態のことです。

無呼吸状態が頻繁に続くと、脳の睡眠不足が生じます。

ですから、いびきは何かの重大なサインと見なし、適切な治療を受けることが望まれます。

最近では、いびきを専門とする「いびき外来」というものがあるので、そこを受診してみると
いいでしょう。

いびきを改善することで、本人も周りの人も、快適な睡眠が取れるようになります。

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