入浴
夜の入浴は、体の疲れを取り除き、快眠を得るには大変いい方法です。
それではここで、快眠に結びつく入浴の仕方を説明します。
まず、お湯の温度は、ぬるま湯で長く浸かっていても大丈夫、という温度が最適です。
熱いお湯を浴びると気持ちがすっきりしますが、覚醒作用のある交感神経を刺激することになるので、
快眠には繋がりません。
あくまで心地いいと思える温度のお湯に浸かることが大切です。
入浴時間は、15分~30分くらいが適していると言われています。
30分程度の入浴は、体温を上昇させ、寝る時の低体温化を促進する働きもあるので、ちょうどいいのです。
また、極端に短い入浴より、ある程度の時間をかけたほうが、体の芯まで温まります。
そして、半身浴をしながら、肩にタオルをかけるなどをして、上半身の冷えを防ぎながらの入浴が
いいでしょう。
寝る時には、体温が下がることが不可欠です。
入浴で疲れを取り、体温が上昇しますが、お風呂から出た後で、その熱を放出するプロセスで体温が
下がるので、そのタイミングで寝ると、すんなり入眠に至ることができます。
ですから、風呂上りのどれくらい後に寝るのがいいのか、ということも考えなくてはなりません。
それこそ人によるのですが、入浴後すぐに寝るのが望ましい人もいますし、一般的には、1~2時間後に
布団に入るのが望ましいとも言われています。