金縛り
現代でも、金縛りが心霊現象の一つだと思う方が多いと聞きますが、金縛りは、医学用語で
「睡眠麻痺」といい、睡眠中にそのようなことが起こり得ることは、医学的に証明されています。
しかも金縛りは、誰にでも起こり得る、非常に単純なことなのです。
人はレム睡眠状態で、金縛りに遭います。
レム睡眠とは、脳は覚醒していて、体が眠っている状態のことです。
ですから、脳内で起こっていることを動きで表現することは、体が寝ている為に、無理なのです。
睡眠に対する知識が多少ある人なら、レム睡眠時の脳と体の活動状態を見ることで、はっきりわかると
思います。
金縛りには、「閉眼型」と「開眼型」の2種類に分けることができ、殆どの人は、閉眼型の金縛りに遭います。
閉眼ですから、目を閉じている状態で金縛りに遭う、ということです。
金縛りに遭っている時の光景は、眠る直前まで見ていた光景や、普段生活している部屋の光景が出てきやすい
と言われています。
夢の中で、そのようなリアルな光景が出てくるわけです。
ですから、本人はあたかも目を開いて部屋を見ているような錯覚を起こしてしまうので、閉眼していることに
気付きません。
何となく、お分かりいただけたでしょうか?
因みに、有酸素運動をした晩には、金縛りが起こる可能性が高くなると言われていて、ナルコレプシーの人も、
金縛りの症状がよく出るということです。