ナポレオンとアインシュタイン
歴史上の人物で、「短時間スリーパー」の代表とされているのがナポレオン・ボナパルト、そして、
「長時間スリーパー」として名高いのが、アルベルト・アインシュタインです。
ナポレオンは、睡眠時間の基本は3時間。
5時間寝れば「怠け者」という考えを持っていたため、彼は生涯通じて3時間の基本睡眠時間を
維持しながら、戦闘に参加していました。
しかし実際には、それでは睡眠時間は足りていなかったようで、15分程度の仮眠を、日中に何度か
取るようにしていたそうです。
ですから、短時間で熟睡できるものの、一日を元気で過ごすには足りなく、やむを得ず昼間に少しずつ
睡眠を足していたのだと思われます。
一方、アインシュタインは、1日10時間以上も睡眠に時間を費やしていました。
また、寝る時には外部のものを一切遮断し、自分を無の状態にすることにこだわったといいます。
アインシュタインにとって、創造力の維持には、睡眠は欠かせないものだったといえるでしょう。
ナポレオンとアインシュタインの睡眠時間の差は、彼ら二人の睡眠に対する価値観の違いも
反映しているに違いありません。
因みに、日本の著名人では、明石家さんまさんが、短時間スリーパーとして有名です。
というより、誰もさんまさんの寝顔を見たことがないとのこと。
それでいて、既に(普通のサラリーマンに換算して)160年分も喋っているというのですから、
ただただ驚くばかりです。